主な仕事は、あかね会で行う研修や新規事業に携わったり、人事、広報を担当しています。
現在、あさひ苑に勤務しながら、新設するシニアヴィラあさひの里での準備に追われていますが、職場内研修も充実させているところですので、グループ内で働かれているスタッフの皆さんと積極的にお話しをして、より良い職場環境づくりに向けての意見を聞いています。
私自身、今の仕事に就くまでは、バスケットボールのプロ・チームに所属していましたので、ずっとスポーツの世界以外は判らない人間でした。ただ、小学生の頃からの夢を追い続けて来られたので、熱意や前向きな精神には自信があります。
スポーツの世界を離れて、介護の業界に入った時にはもちろん不安はありましたし、これまでやってきたことから離れる寂しも残っていましたが、あかね会で介護の仕事を実際に体験してからは、仕事のスキルが身に着いていくことも人間的に成長できる環境も刺激的なものに感じるようになりましたし、今ではまだまだこの業界で続けていきたいと思うようになっています。
介護のお仕事の本質的な部分が理解できて、実務的なところから事務の仕事中心になっていますが、体力がありますので力仕事では良く頼ってもらえています。改めて自分の周りを見渡すと、職員の定着率がとても高いですし、担当部門の垣根を超えて職員同士のチームワークが高い職場だなという実感があります。
私の仕事は、グループ内の働きやすさや職場環境をより良くしていくことと共に、提供できる介護サービスの充実も図っていくこともあるのですが、高岡市の地域性やグループと地域との接点を見ていくと、もっと暮らしやすい地域づくりにまで貢献できるような施設づくりができるのではと考えています。
スポーツだけでなく、どんなお仕事でもどなたかに感動を与えられる魅力があると思います。介護のお仕事なら入所者さまとそのご家族に満足してもらえる、感動してもらえる働きが一番の魅力だと思いますが、その魅力をどの施設を通じても波及されるようにしたいです。
バスケットボールに対して思っていた様に、いま、介護の仕事においてはこういった夢を持って今の仕事に力を注いで行きたいと思っています。
あさひ苑では10人単位でのユニットケアを行っており、1つのユニットに5人のスタッフが介護にあたるカタチとなっています。スタッフの配属が頻繁に変わるということが無いので、入居者さまはほぼ毎日同じスタッフと顔を合わせている生活を送られています。短い期間でお互いが顔馴染みになれますし、私自身はあさひ苑の開所当初から勤めていることもあってか、笑顔で待ってくれている入居者さまもいらっしゃって、明るいイメージの施設になっているのではないかなと思っています。
私は、この仕事はお互いに笑顔になれる基盤ができてこそ、ちゃんとした介護が提供できるものだと考えています。これまで自分で出来ていた日常生活の一部一部ができなくなってくることで、私たち介護の人間が必要なわけですよね。ですから、こちらの表情とか入居者様との人間関係の築きがうまく出来ていないと、こちらが良かれと思ってやっていても、拒否されてしまうこともあると思います。ここで働いていて、良かれと思った手助けが拒否されることがなくなったいま、この仕事をやってきた達成感のようなものを感じています。
病院がグループにあり場所も近いことは、何かあった時にはすぐに対応できるので、働き手にとって安心できます。働いている中でも看護師側からの知識・技術を身近に見ることができるので、多少なりとも介護のスキルアップになっているのではないでしょうか。
以前は訪問介護のサービスを提供する施設で働いていました。多くの方々の生活を支えていきたいという思いを心の中に持っていたのですが、当時の私のスキルもあるかと思いますが、1〜2時間程度ではまだまだ私が想像していた介護のカタチに出来ないなということを考えるようになって、ちゃんと1日を通して介護が提供できるこの職場にきたという経緯があります。
充分に入居者さまと関われる環境ですが、逆に看取りケアに入るということもあります。自分の気持ちの強さも大事だなということも感じてきましたが、こういったことを経て、介護という仕事は”人のあたたかみが伝わる・伝える”活動だなと考えるようになってきました。
これから、ケアマネージャーの資格にも挑戦していくと、入居者さまご本人とそのご家族さまとも関っていくことになりますので、”人のあたたかみ”を忘れずに進歩していきたいなとおもっています。